ネットショップ集客にも使える!「元・SEO嫌い」が教える、検索流入の改善のコツ

2015/09/18
  • 決済代行コラム ECのツボ
このテーマは:ECサイト=ネットショップ運営者/オーナー様向けにお役立ちできるような情報をまとめ、考察するコーナーです。

 お久しぶりです。國藤です。安心して下さい、生きてますよ!

 当社もよくある3月決算なのですが、上期総括にのめり込みすぎ、隔週連載と謳っておきながら1度落としてしまいました。以後ペースアップして必ず挽回します。

 さて、その「総括」から見えてきたノウハウがある訳ですが、それを早速公開してしまいます。何故ならマーケターとしても、我々決済代行会社としても、「EC運営企業様のお役に立つ」事がミッションなのですから!

実はSEOという行為が嫌いでした

 そもそも、私はずっと疑問を持ったままマーケティング活動をしていました。それは・・・

何故マーケターがSEOをすべきなのか?

 という点に違和感を感じていたからです。

 いわゆる「SEO」と呼ばれるアクションや、それについての議論が

お客様ではなくGoogleが中心

 な状態でなされていて、手段と目的が逆転している印象が違和感の元でしょう。おかげで私もすっかり「SEO」という言葉が嫌いになりました。
検索のイメージ
 ・・・とはいえインターネットの入り口の大部分はまだ彼ら「検索エンジン」が牛耳っている訳で、しっかりと向き合わなくてはなりません。

 検索エンジンの仕様やアルゴリズムに翻弄されたり、それを逆手に取ったSPAM的な手法に頼る事なく「お客様のためになる活動」をトコトンやっていきたい訳です。本来は。

「SEO嫌い」はこうして治った

 そんなSEO嫌いな私ですが、次第に克服できてきました。Googleが2011年から行っているパンダ・アップデートが、まさに「お客様のためになる活動」を評価する仕組みであったからです。

 パンダ・アップデート説明は、有名SEOブログから引用させていただきます。

 パンダアップデートは、2011年2月に米Googleで導入された新しいアルゴリズムです。
質が高いコンテンツのサイトを評価を高め、反対に質が低いコンテンツのサイトやページが検索結果に出てこないようにしました。

当時問題になっていた、“コンテンツファーム”への対策が含まれます。
コンテンツファームとは、概して言えば、ユーザーに価値を提供しないコンテンツを大量生産するタイプのサイトです。

検索結果に与えた影響は11.8%で、Google検索史上まれに見る大変動・大混乱を引き起こしました。

引用元:海外SEO情報ブログ 「パンダアップデートとは?」のおさらい、初代パンダから最新のパンダまで”

 ごくごく簡単にまとめると

お客様のためになる、価値ある情報

 を作り続けることが集客につながり、ようやく報われるようになって来たという事で、自信を持ってコンテンツ作りに励めるようになったという事です。

「価値ある情報」とは何か?

 EC事業者が発信できる「顧客に対して、本当に価値情報」とは何か? それには大きく2つの条件があると考えています。

商品について・・・

    • 何処よりも詳しく(過剰なくらいで、ちょうどい良い)
    • 独自の情報(実践・体当たり的だと、なお良い)

である事です。

 これは中々難しいことで、正直私も毎回の記事でこれが出来ているとは言えない状態ですが、ヒントは昔ながらのメディアである

雑誌のイメージ(イラスト)

雑誌

 に、あるのではないかと思っています。

 例えば、広告を一切掲載しないことで出版会の異端として知られる「暮しの手帖」は、徹底した検証記事が読者から愛され続け50年以上存続しています。

 (興味が湧いたらこちらの記事をご覧ください。)

 この検証は本当に「体当たり」そのもので、スポンサーへの配慮なんてものとは一切無縁のガチンコ(真剣勝負)で、まさに「お金を払ってでも読みたい記事」と言えるでしょう。

 実際のところ集客目的で同じことをするのは難しいのですが、近いスタイルは可能ではないでしょうか。売りたい商品に対する「価値ある情報」を届ける事を、Googleも評価してくれるのですから。

少し脱線しますが、元々出版社で編集のお仕事をされていたり、編集プロダクションにいらっしゃった方、またはそのようなスキルをお持ちの方は、それがそのままマーケティングスキルとして生きるようになり、様々な企業に重宝がられるように・・・既になっていると思いますし、私もその端くれでしょう。

 EC事業者の皆様は、取り扱う商品に対しての知識や、面白い見せ方を理解しており「価値ある情報」を記事にし、発信しやすい立場にある筈です。

「価値ある情報」をどうする?

 「価値ある情報」が沢山できたら(と、軽々しく言えないほど労力と技術が必要ですが)、その情報の存在と「序列」を検索エンジンに届け、情報を見つけてもらいやすくする必要があります。雑誌で言えば「特集は何ページからだよ!」という「目次」を作ってあげるイメージですね。

 webサイトにおける「目次」は、いわゆる

パンくずリスト

 です。これを構造化データとしてマークアップすることで、web上を徘徊してデータを収集している「クローラー(=Crawler=這って歩く動物という意味)」と呼ばれるプログラムに地図を渡してあげる事ができるのです。

 その結果、クローラーはより効率的にサイト内を徘徊でき、ページ同士の関連性を深く理解するようになります。

パンくずリストを構造化データとしてマークアップする方法は、web担当者フォーラムのこちらの記事が参考になります。

最後に全体設計の見直し

 ここまで出来たら、それをサイトマップに落とし込み、それぞれのページがムラなく適切なキーワードで検索されるよう、設計を見直してあげましょう。Googleのキーワードで検索ボリュームを調べるのもお忘れなく。

 私も少し前からこの「再設計」で、巨大なExcelの表と格闘していました。(機密情報につき一部モザイク)

当社サイトキーワード改善表

当社サイトキーワード改善表

 具体的に「どんな事」をしたかは、次の章をご覧ください。

改善前のイメージ

 流石に自社サイトの事はありのまま公開できませんので、私が別のサイトを運営していたとしましょう。例えば五反田のラーメンをレビューするサイトです(唐突!)
とあるラーメン情報サイトの流入KW改善前
 この状態で期待できる検索流入は、「各店舗名」毎に50回程度、合計で

250回/月

 程度がいいところでしょう。(裏付なしの仮定です)

 さすがに今日現在、ここまで時代遅れなままのサイトもそうそう無いと思いますが、実は当社も陥っていた路線です(苦笑)

改善後のイメージ

 こんなサイトも、文章さえ書くことができれば以下のよう改善できるのです。
とあるラーメン情報サイトの流入キーワード改善後
 ここでの想定検索流入は、「各店舗名」に加えて地域名、スープのジャンル名などが補強され合計で

1000超/月

 を期待する事もできるでしょう。

どうしてこうなるの?

 検索エンジンにとって「価値があり表示すべきもの」が増え、更に「ジャンルごとの代表ページ」を教えてあげる事で、検索でヒットするページ数が上がり、見つけやすくなったためです。この「見つけやすさ」を

ファインダビリティ

 と呼びます。それが向上したのです。

 もちろん、やみくもにファインダビリティを上げる施策を取るのは危険です。それなりの労力やコストがかかることですから、事前に影響をシミュレートし「やる価値」のあるものに絞るべきでしょう。

当社で得られた効果はどれ程?

 当社で実施した効果は、着実に出ている印象です。実際に「購入意欲の高い検索キーワード」の含まれる4つの階層でこのような施策を行い、平均150%ほどの自然検索流入増が実現できました。(実行は7月後半)

※重要領域だけで150%の検索流入増(グラフ部は見やすさのため重ねる合成済)
 現在はより効果が強化されるよう、更なるチューニングの実験中です。是非とも良い結果を出し、また経過を公開したいものです。

以上が当社流「検索流入改善TIPS」

 マニアックな内容になりましたが、如何でしたか?要点をおさらいすると

1.価値ある記事を作り
2.情報の序列を検索エンジンに伝え
3.サイトの構成を研ぎ澄ます

 という事を実験しながらPDCAを回す事が、いわゆる今風の「コンテンツSEO」や「コンテンツ・マーケティング」の本当の活かし方だと私は定義し、実行しています。

 また、今回出てきた「マークアップ」を筆頭にした「セマンティック・ウェブ」という言葉(概念)があるのですが、ご興味のある方はそちらについてもお調べください。検索エンジンの今後がある程度予測できるかもしれませんよ。

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